~七転び八起き~
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ハイッ
ダぁぁ~ルマさん~が~
だいーすきーだッ ハイッ!
………
ダぁぁ… オエ゛ェーッ!!
ゆえやオエー、続けやー!
ハイせぇーーーーのッ!
ダぁぁ~ルマさん~が~
いちばんだッ ホイッ!
ダぁぁ~ル… オエ゛ェーーーッ!!
っっんでやねんオエ゛続かな続かなー!
嘘でもええねん俺にわからんかったらー。
なんやおまえアレやなー、心にゴキブリ住んどんなー。
ええ゛ぇッ、日本人やろがい、本音と建前て言葉知っとるけぇおまえ?
なんやおまえいつの間に亡命したんやおまえわぁ。
せやろー? せやせや。
わかったら別におれっちもええねや、うん、ヨッシャヨッシャ。
いやおれっちもちょと言いすぎたと思う。
すみません。
ほじゃ いくで
自分のペースで、ゆっくりでええからなー。
ハイ~
ダぁぁ~ルマさん~と~
生まれ変わったらいっしょになりた~いッ ハイッ!
なんか、、暇な仕事中のそんな妄想。。。
さすが族長やなオレ。
朝、会社を出てコンビニに寄り、一息つく。
野菜ジュースをストローでグビビグ飲みながら、
360度青空一面の山々に舌鼓を打つ。
西には小さな山の背後に北アルプスが豪快にそびえ立ち、
北には飯縄山、その横にちょびっと顔だけだした戸隠山と高妻山。
南には名も知らない高い山々。
東には菅平、志賀高原と永遠と北に向かってそびえ立つ。
どの方角を見ても途切れる事のない山。
酔いしれているその時、
東の方面から妙な爆音が近づいてくる。
その音のする方をなんじゃらほいと観察していると、
近づいてくるごとに航空機のような音の地響きがしてきた。
その轟音と共に突如現れたのは、
なんのこたぁないただの軽トラック。
そして現れた瞬間にその原因が判明した。
ハンドルから顔半分しか出ていない婆ちゃん。
横から見ると一瞬誰も乗っていないかのよう。
腰が曲がり、上半身前のめりになって運転しているのだろう。
そんな婆ちゃんが乗っているのだから、
ギアチェンジを必要とするミッション車など到底器用に扱えるわけもない。
速度的に、おそらくギアで言えば2速だろうか。
2速ギアフル全開で走行してきた。
エンジンの回転数を示すタコメーターがあれば、
レッドゾーンをさらに振り切り、幻の回転域にまでいっているようなブン回し具合。
ミッションのギアというのは、
小さい円から序所に大きさ(ギア)を移り変えていき、大きな回転域に達する。
自転車の段付き、チエンが巻かれているギアがそれだ。
小さければ小さいほど、初動は良いがマックスに回転しても伝える動力量は小さい。
逆に大きければ初動は鈍いが序所に動力量は大きくなる。
※坂道で円盤を転がすとよっくわかる。
その為、ミッションというのは大きさをシフト(ギア)チェンジすることによって、
段階的に伝える動力を大きくしていくのだ。
2速フル回転、どんなに踏みこんでもギアがフル回転した先はない。
逆に今度はエンジンに負担がかかり、堪忍袋の尾がキレたエンジンは運転手にブチギレる。
なぁぁーーーーにをしんとんじゃいぃぃ!!
早よチェンジせんかい゛ぃぃ!!!
婆ちゃんは知らない。
婆ちゃんは2速で十分。
エンジン音の馬鹿喧しさなどそんなもんだと思っている。
赤信号。
婆ちゃん信号でガックンガックンなりながら止まる。
青に変わる。
クラッチを使いながらの発信。
ブウ゛ウウウウウン゛ン゛ン゛!!
(エンジン音)
ガックンッ ガクンガクンッ
(前後に車体揺れまくる)
左ウインカー、チッカチッカ
ブウ゛ウン゛ン゛ン゛ン゛ン゛!!
(エンジン唸り散らかす)
これでもかというほどの大廻りで、
反対車線にはみ出しちらかしまくりながら旋回を終える。
まだ1速。
車体が真っすぐになったところで
さらに半クラッチ。
ブウ゛ウン゛ン゛ン゛ン゛ン゛!!
ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛!!!
(既に幻の回転域)
ほんの一瞬エンジン音止む。
ガチャ
(ギアチェンジ)
2速に変則
ブウ゛ウン゛ン゛ン゛ン゛ン゛&%$#*+?♪♭ゑ∽☆§℃♀♂㌍ッ!!!
(回転の向こう側に到達)
そのまま轟音を響かせながら去っていった。
それを笑いながら見送ったところで、
調度野菜ジュースを飲みほしたのでゴミ箱に身体の向きを変えた時、
知らぬうち横で畑仕事途中と思われる婆ちゃんが、
自分の身体よりデカイような自分の自転車の前で立っていた。
軽トラの婆ちゃんの様子にはまったく気にもとめず、
背中を曲げやや中腰姿勢で前方を見据えながら、
コマ送りを見ているかのような動きのスローさでカゴに入っているハットを手に取り被った。
なんだかそのスローさに可愛ささへ覚えながら、私は出先へと車に乗り込んだ。
道路に出ると目の前の信号は赤。
ボケーっと景色を眺める。
しばらくした後、信号が青。
自然はやっぱエエな~なんて思いながら、
ブウーーンと景色を脇見しながら車を走らせオ゛エ゛ーーッ!!
先程の自転車婆ちゃんが走行車線の限りなく真ん中をフラつきまくって走る。
そんなあるがままの世界。
こんな人生の大先輩がたくさんいる世界で、
私の今日は始まり、過ぎて、暮れる。
ありのままは美しい。
あるがままは素晴らしい。
人はありのままで始まって、あるがままとなって終える。
生きてる輝きって、
案外そういうところなのかも知れないな。
溜め込んだ水分をトイレで放出するかのように、
今夏、布団の上で寝ながら垂れた。
花丸、百点満点の放尿を成し遂げた。
起床した矢先、あまりの驚きに対応の術が分からず、
すぐさま即効性のあるmixiのつぶやきで、布団を洗浄する術を乞うた。
コインランドリーの布団用洗濯機。
約半日を要しビチョビチョのションベン布団一式の対応に追われ、
終わってみると、敷布団は洗濯機にかけた事により中の綿が寄り固まり団子状で乾燥され、
叩けど伸ばせどさっちもにっちもいかない状態となった。
いつか家の前のクリーニング屋さんに持っていけばいいと、
そのままの状態で押し入れにぶち込んだまま放置していたのだが、
やっとそのいつかが今日の休みで取り掛かった。
今日は家の大掃除。
大量の衣類を捨て、残った大量の衣類をコインランドリーへ。
ほったらかしていた段ボール、ポストに入るチラシや新聞類、
友人に貰った掃除機やテフロン加工がハゲたフライパン。
それらをゴミ処理センターへ行ってポイッ!
ポポポイッ!ポイッ!
コインランドリーへ行き、
大量の衣服やハンカチーフ、タオル、靴下など含め一番大きな31kgの洗濯機満載にぶち込み、
スタートボタンをポチィィィッ!!
家に帰ってハイパワー掃除機でこっちやあっちや、
障子の枠やら天井の蜘蛛の巣やらホコリやら、
もうとことんバイーーーーン!
ボイーーーーン!
雑巾で床の間拭いたりそっちやこっちやゴシゴシゴシーーー!!
1週間のゴミをゴミ場にバチコーーーン!
ボワーーァァァ
ボワンッボワンッバーー言うて車コインランドリーにかっ飛ばして、
終わった大量の洗濯物これまた一番デカイ乾燥機にオゥゥッラーー!
ポチィィィッ!!
ピーーー言うて乾燥終わったから、
その場でモミクチャなりながら1時間かけて服畳みまくって車にオゥゥラーー!
家帰ってひとまず畳んだ服やらをクローゼットの部屋にソイヤー!!
スーツとカッターシャツ持ってクリーニング店行ってハイ任したーー!!
っと、ここでクリーニング店のオバチャンに布団の事を聞いた。
理由までは言わないまでも、
団子になってると言うと、中が綿だからじゃないかと丁寧に教えてくれた。
そういう事は何も知らずコインランドリーにぶち込んでしまったと、
とりあえずクリーニングでは不可能だと言うので、
布団屋さんに行く事を提案された。
どれくらいお金がかかるのかと聞くと、新しいのが買えるくらい取られるかも知れないねと言う。
寝ションベンをしたがために、
こんな勿体ない事をしてしまった自分は情けない。
そしてまた、いる物として洗ったテーシャツやロンテーなども、
窓際に裸で年中置いていたため、太陽の光で色素が失われ、
畳んだ部分の折れ目の所だけ黄色く大きく変色している。
その他、昔からよく弁当のソースや醤油を飛び散らかす癖や、無頓着に外で付けてくる落ちない汚れなど、
何かしら斑点状にお気に入りの服に付いていて、
洗ってみて新たに捨てなければいけないものも多々出てきていた。
去冬に毛布にこぼしたカレーも取れないでいる。
そんな自分に落ち込みながら、
オバチャンにお礼を言ってクリーニングを出た。
とりあえず大掃除が一段落したのは夜の10時30分。
まだ全部の掃除は終わっていないため、また後日。
家はキレイになったけど、
なんだか、物に対する配慮がまだまだ汚いと頭をかく、
そんな一日。
「すごいすごい寂しかってんなんか…」
と、奥底に残った汚泥を吐き出すように友人が僕に言う。
その話を頭で描きながら、
僕はロンサカパが入ったグラスを手に取り、
淡々の語る友人の冷談と一緒に、辛味のあるアルコールを口に流し込んだ。
上司から通達された突然の業務変更。
受けざるを得ない状況下の中、その慣れない業務から蓄積される形のないストレス。
やがて起き始めた胸の鈍痛。
その一時的急登を支える存在は無。
そんな中現れたニ回りも上の既婚男性。
それはお互いの求心するものが同一であったためなのか、
もしくはただ誰もが埋めようと浴する心の隙間の延長線上だったのか、
友人と既婚男性は不倫に走った。
そして、互いを満たし合い、
互いが役目を終えようとする直前に、友人は親友などに相談を試み我に返った。
話を聞きながら、どん底の寂しさというものがどんな空間なのか、
重さのないその質量に対し、どんな感覚を覚えて底と表現したのか、
そんな話とは逸れたトンチンカンな思いが頭を巡り考えてみたのだが、
僕にはよくわからなければ、それをこれまで味わってきたのかさえわからなかった。
人は皆生まれ持っての軽うつである、それしかわからない。
まるでグルグル回転する地面の上で、
ずっと足踏み状態だった友人の一時をロンサカパに調合してみても、
僕が友人を想い胸を張って全力で言える答えはただ一つだけだった。
『その相手を「好き」なら、既婚者だろうといけばいい。
ただ「寂しい」の想いだけなら、コレやな。』
と、左の手の平を右の手の平で激しくビンタした。
我に返るその時、
友人はその不倫という行いよりも、友達という存在に改めて幸せを感じたと言う。
自分を大切に想ってくれている存在、自分を叱咤激励してくれる存在。
返答の内容よりも、そのテレパシーのようなものが友人を目覚めさせたと言っていい。
寂しさの質量
愛情の質量
透明な天秤の上で日々傾き合う両者
明日晴れるところもあれば、雨のところもある。
全ては経験であり、その後が自分の価値を決める。
ハイウェイの入口、
僕はアクセルを踏みこみながら、後続者にハザードボタンを押す。
それは帰郷する時にいつも連絡をくれ時間を作ってくれるこの友人が、
不倫から得た友達の大切さを語ってくれたことで、
僕自身が幸せを感じた事への感謝の想い。
また親兄弟、友人達への感謝。
そして僕自身と全ての友人達に含め込めた点滅のランプ。
DO YOUR BEST!
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