~七転び八起き~
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夕方、氷点下6度、
この調子だと明日の朝は氷点下10度を、、、越えるのかッ、
え゛ぇッ、コノヤロッ、越えるのかコノヤロッ!
と、ブツブツ独り言を言う、、、
わたす、ダルマだ。
道路はガチガチに凍りつき、
雪の結晶なのか水の結晶なのか、地面に広がるダイヤの輝きはプライスレス。
明朝、わたすは目覚めるのだろうか。。。
PM19:30
仕事を終え、お疲れ様でした。
今朝は用あって車で出勤、さぁエンジンをかけ発車させようとアクセルを軽く踏み込む。
ミイ゛ィィ~~ン…
アレ?ドライブ入れるん忘れた…
ア゛レッ!なっとる、前進まんナンデや?!
もう一度アクセルを踏む。
ミ゛イ゛ィィィィ~~ン…
ア゛レ゛ッ?!!!
あ゛ッ!かいとる!滑っとる!
さらに慎重にアクセ…ミイ゛ィィ~~ン…
デタァァーーーーーッ!!
完全にスタック!!
ヨシほなバックしたらどや!!?
ミ゛イ゛ィィィィ~~ン…
………
会社の駐車場所から1ミリも動けず、スタック。
駐車しているその場で身動き不能。
それではと、微妙にアクセルコントロールで車体を寸分に前後させても駄目。
何度もその振り子原理で車体を前後に揺れさせ、加えて私自身もその僅かな揺れをより増幅させるため、揺れに合わせて同じように腰を前後させる。
ご無沙汰の私にとっては、かなりの腰使い。
絶品なるトリコにさせる私の腰使いという事もあり、満足頂ける最ッコの腰使いとゆう事もあり、揺れは少しばかり増幅し反動はついたが、それでもタイヤは空転を続け凍りついた積雪面を乗り越えない。
タイヤが氷の上で空転する音、ミイ゛ィィ~~ンという音だけが聞こえてくる。
こんな事でわざわざタイヤにチェーンをはめる気にもならない。
なんとかタイヤのまわりの雪をどけ、
その下の氷をスコップで削ったりして思考錯誤したが、
ミイ゛ィィ~~ン…
最後の手段、ハンドル切りまくりアクセルをコントロールしてみる。
ハンドルが真っ直ぐな時より手応えはあり。
タイヤを曲げた状態で何度か反動コントロールを試み、3度目ぐらいにやっとこさ抜け出す事に成功した。
約15分程、悪戦苦闘。
駐車場所から1ミリも動けなくなったのはこれまでのドライブライフでは初めて。
もしあのまま動けなくなっていたら、
笑い話にも程がある事態だった。
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ガチャ
「失礼します。
お世話様です、○○住設㈱の○○です。」
午前10時過ぎ、元請けの社長が会社にやって来た。
予定は9時30頃という時間だった。
♪♪♪
会いたかったー
会いたかったー
会いたかったー YES!!
キーミーにぃ~
♪♪♪
と、口づさみながら一言挨拶し、社長を客室に招き入れる。
………………………
おぅ、まソコ座れや。
いやッ、、座ってヨシッ。
………………………
と、心で言いながら
「まぁどうぞお座り下さい」と促す。
そして対面に私は着座し、
………………………
ほんでや、、、
なんで呼ばれたか、、、、
解ってまんねやろな社長はん。
………………………
両手を卓上で結びながら、
心の声を反映させ、気持ちだけでもミナミの帝王:萬田銀次郎のように喋りかける。
「お忙しいところ来て頂いてすんません。
今日わざわざ来てもらった訳はですね…」
私は事の始まりから順に話し始めた。
・工事をまったく聞いていなかった事
・帰ってきたらトモダチが原形もなくなくなっていた事(トモダチの写メ付き)
・まわりの状況を見て予想はついたが、翌日に事の経緯とその謝りがなかった事
・工事のズボラさと職人のモラルについて
中でも、工事するにあたってトモダチが邪魔だったにせよ、住人がいる敷地の物を壊したら後日でも説明と謝罪があってしかるべきだろうと、コンコンと言ってみせた。
このトモダチは、友人の子供が家に来て一緒に作りあげ、雪が降れば「あぁ太ったかな~」とか、
天気になれば「あぁちょと痩せたかね~」なんて、毎日連絡を心待ちにしてる友人の子供にメールしとったんですよと、逆の立場で社長さんお孫さんと作ったもんがそんな事されたらどう思います?と。
自分がゲッサ楽しみにしとったとは当然言えず、
架空の物語を即興で作り、冷静且つ怒りを表現しつつ社長はんに訴えた。
子供がどうだかとゆう嘘は、それは嘘じゃない。
いい嘘だ。いい嘘だと言える。
自分がなんて言った日にゃぁ、相手に与えるダメージが半減するでしょが!!
そして私は、職人に重々そういった説明や連絡を言っといてくれと確約させた。
来るなり茶菓子代と現ナマを持ってきた社長にお断りをした事もあって、その金で職人を飲みにでも連れて行き、重々指導しとけと。
せっかく職人を遊ばせまいと苦労して仕事取ってきてるのに、職人がアホやと苦労も水の泡やぞと。
すると社っ長さんは理解し、それは大変申し訳ないと。
職人を扱ってる自分が責任を取るという事で、頭を深々と下げた。
《親が親なら子も子》と言うが、
この社長もエエ加減なところがあるのかも知れない。
だが、社長とゆうのは現場を事細かく把握していないという点、寝耳に水という面もあるだろう。
もとはといえば、大家さんがもっとしっかりしていれば事は半減されたというのも私自身理解している。
私は、イイ人間だ。
昔と比べたら、イイ人間になったと言える。
謝っている人間に対して、
「いてもうたろかい」などと怒鳴るつもりは、ある程度ない。
内容によっちゃぁ、ある。
今回はあった。
しかし、あったにもかかわらず大家さんの衰えによる連絡忘れや、
元請け社長の不器用ながらも丁寧に謝罪しようとする様、その気持ち。
それに緩和されたというべきか、折れたというべきか。
ひっくるめて、大人になったというべきか…。
しかし、あの夜の怒りはやりどころがなかった。
苺と白雪のチーズパフェと、苺とクリームパフェの2つのパフェを買い食べ散らかし、怒りをごまかした。
できれば、社長もクソな奴で職人もクソの方がキレれてよかった。
とにかく、職人をシバキたかった。
何を言っても、
もうトモダチは帰らない。
また作ろう、トモダチを。
それまでは、土間に置いてるもう一人のトモダチ
「金のなる木」君の成長を見守ろう。
GOOD NIGHT FRIENDS...
い゛ぃーてもうたろかいぃ!!
となった日の翌朝、
事務所でパーソナルコンピューターを打っていると、
ツタツタと会社敷地内を歩く二人組が横目に映った。
大家さんが元請け会社のチョイいかつめの社長を連れて会社にやって来たのだ。
おそらく大家さんから私が勤める会社名を聞いたためもあるだろうし、
昔大家さんが市の議員をしている時に世話になった人が私の会社の常務だとゆう事もあるのだろう。
市内の業界の人はたいてい知っているであろう私の会社とゆうネーミング力もあり、
早速に元請け会社の社長がやってきたと見てとれる。
私は待ってましたとばかりに玄関ドアに向かい、
ドアが開いて先頭で入って来た社長目掛け、
アントニオ猪木の「ゲンキですかぁッ!」と同じ気迫さでもって、開口一番、
い゛ぃぃーーーてッ!!
い゛ぃーーてもうたろかい゛ぃ!!
と、挨拶がわりの延髄蹴りのような罵声を浴びせ掛けようとしたその時、
ドアを開けるなり私と寸分の速さで社長が先手を取り、
ドラマ「HOTEL」の高橋政伸ばりの顔と口調で、
「もぉーーぅし訳ございません…」
と、頭を下げまくりながら社内に入ってきた。
となると、私も冒頭の喝を入れる訳にもいかず、
続いて入ってきた大家さんと含め一礼。
そして水漏れに対する謝罪をコンコンとされ、大家さんに限っては本社に常務がいる事もあってかズタズタと上がり込み、身の内と私との関係性を話その後謝罪。
そして早々に漏れている箇所と畳の状況を見るため、社長の車に乗り込み家へ。
職人達のアルト調な声音での謝罪を期待していたが、
かなりのバス域な低音での謝罪を受けながら家に入り家の中へ。
状況を見て、畳・天井を全て張替えるという社長の多大な厚意を受けた。
すぐさま社長は携帯電話で下請けの業者の手配をし、
工事日程を決め職人達の待つ庭に揃って出た。
………………………………
ヨシヨシとりあえず中はOK、次に…
………………………………
と、もとに戻ればどうでもよかった中の被害を解決し、
本題のトモダチの件を職人達の口から待ち詫びた。
(低音)すいませんでした
(低音)スイマセン
(低音)どうもすいません
と、皆心ない声でゴモゴモと言う。
それは、天井からの水漏れについての謝罪。
トモダチのトもなければ、排除する事に至った経緯の説明もない。
ヨシヨシとそこはこの先を見越して我慢し、会社に帰った。
なぜヨシヨシなのか、我慢したのか。
それはこんな職人やこんな会社は、また同じような事をするし、これから工事をする中で必ずまた何かするだろうから、最後にいっぺん言ってやろうと思いたったからだ。
何もなければ、トモダチの事だけ言えばいい。
それから今日まで、
吹き付け工事も終え、畳屋が畳を張替え、あとは天井工事を残すのみ。
予想通り、
吹き付けで塗料がドアノブやポストやあちらこちらに飛び散っている点、
外置きの洗濯機にも塗料が張り付いている点、
トタン屋根の一部破損、
畳職人のアホな時間設定・常識の無さ。
(チャイムを鳴らして勝手に上がり込む・朝7時に作業しにくるとゆう時間の伺い)
天井工事を待つ事なく、それらのズボラな工事やアホ丸出しな人間性に我慢の限界を超え、今日社長を会社に呼び出した。
そして私は、気のすむまで話出したのだ。
NEXT coming soon....
明日の朝、場合によっては
私はかっ飛ばすかも知れない。
出方によっては
極道と化すかも知れない。
事情によっては
パンチするかも知れない。
仕事を終え帰宅すると、
庭の雪が足跡だらけの状況で、壁側に脚立が転がっていた。
その足跡を辿って道路に面する東側の庭に行くと、
聞き上手なトモダチが無残な姿で転がっており、
松田優作ばりの声で
「な゛んっじゃこりゃぁーッ!!」
と、事態が飲み込めずウロチョロした。
そのトモダチのいた場所から予測されるに、
おそらく業者が来て屋根に何かしたんだろうと思われ、
勝手に作業するわけがない業者は大家さん立ち会いのもと、私のトモダチが邪魔と判断し大家さんの了解を得てトモダチを排除した、そんなところと推測した。
苛立ちながら家に入り、
「ただいま、ハイおかえり」。
そのままクローゼットがわりの4畳半の部屋にスーツを脱ぎながら行くと、
部屋中央の畳が変色しているのに気づき見てみると、
汚れた水の海ができており、天井を見ると電気のコネクターから水が滴っていた。
溶けた雪が漏ってきたか?と思った直後、
「業者来てなんややったからや!」と確信。
そのまま上着を着なおしながら靴を履き、
走るか走らないかの紙一重を極めた競歩金メダル選手さながら、目の前の障害をブチ壊す勢いでもって大家さんの家に向かい、
突き破らんばかりの強さでインターホンをビィィっと鳴らした。
さすがにトモダチの事は文句は言えず、
水漏れの件を大家さんに話すと、
まず連絡出来なかった事の謝りと、当初3月頃の工事だった予定を急遽業者が早め今回作業したとの事。
漏れはおそらく業者が屋根瓦を高圧洗浄機で洗った時だと言う。
漏れはちょっと様子を見てくれとの事だが、
とりあえず日も暮れたので、翌日の朝見せてほしいとの事で、話を終え私は帰った。
とゆう事ですぐ会社の人に連絡を入れ、事情を話し出社が遅れる旨を伝えた。
すると会社の人は、こんな時期に屋根の工事なんてオカシイと言う。
結果引き受けた大家さんもアレだが、業者の意図も理解出来ないから会社名聞いといて!と助言。
畳も濡れてると今後カビるよ~、近所や大家さんというのもあるから怒れないかもしれないけど、そりゃ怒るよな~っと、
私なりにキレてもいいという了解を得たと確信。
大家さんの手前もあれば、私に対する近所の目もある。
ましてや近所に社長も住んでるし、怒ると良くは思われない事必至。
しかし、水漏れもそうだが、
なにより私のトモダチをあんな事したクソ野郎だけは生かしちゃおけない。
大家さんが許しても、私に無断でやりやがった事に対しての落し前は払ってもらう。
業者の態度や口調によっちゃぁ、
明日の朝の私は久しぶりにヤバイ事になる。
冗談ではなく、マジでキレる臭いがプンプンするし、考えただけで目がすわってしまう今。
ちゃんと謝れば、許す。
私はアカン事したら謝る人だからだ。
しかしまったくアカン事してなかったら、絶対謝らない。
それは自分の感性でのアカンアカンくないではなく、互いの事情を考えての話だ。
ちゃんと謝れば、許す。
その他は、なし。
慣れていない関東人にはビックリするかも知れないが、
もの凄い関西弁でとゆうか、普通の喋り方でキレ散らかしてやる。
場合により、パンチする。
以上、以下同文。
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